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「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏が、ついに本気でAI銘柄に動きました。
米投資会社バークシャー・ハザウェイが、グーグルの親会社アルファベット株を約43億ドル(約6,600億円)購入。一方で、これまで最大の投資先だったアップル株をさらに減らしたことが明らかになりました。
ニュースを見て、
- 「何でこんなに騒がれているの?」
- 「AI銘柄に本気で乗ったってどういうこと?」
- 「うちのNISAや老後資金に関係あるの?」
とモヤモヤした40代サラリーマン(&その妻)も多いはず。
この記事では、今回のニュースをもとに、・何が起きたのか ・何がすごいのか ・どの株や業種が注目されそうか ・普通のサラリーマン家計はどう動くべきかを、できるだけ噛み砕いて解説します。
ニュース概要|バフェットがアルファベットに6,600億円投資
- バークシャー・ハザウェイがグーグル親会社アルファベット株を約43億ドル(約6,600億円)新規取得
- アルファベットはバークシャーの米国株ポートフォリオで10番目の規模の保有銘柄に
- 同時に、最大投資先だったアップル株を約15%売却し、保有数を減らしたものの、依然として最大保有銘柄
- バフェット氏は2025年末でCEO退任予定であり、「最後の大きなポジション変更」としても注目
米ロイターによると、バークシャーは2025年9月末時点でアルファベット株を約1,785万株(約43億ドル)保有していることを開示。アルファベットは同社の米株ポートフォリオの中で10番目の大きさとなっています(出所:Berkshire reveals new $4.3 billion Alphabet stake, sells more Apple|Reuters)。
同じ報告の中で、アップル株の保有はピークから大きく減らされており、それでも評価額ベースでは最大投資先であり続けているとされています。
今回の投資はいつ・いくら・どの銘柄?
・対象銘柄:アルファベット(Google親会社/ティッカー:GOOGL)
・取得額:およそ43億ドル(約6,600億円)
・位置づけ:バークシャーの米株ポートフォリオ第10位の保有規模
これは「ちょっと様子見」で買う金額ではなく、バフェット流で言えば本気の長期保有候補の位置づけと考えられます。
アップル株はどれくらい売ったのか
バークシャーは元々、アップル株を9億株以上まで積み上げていましたが、その後段階的に売却を進め、直近では保有株数をさらに減らしています。
2025年現在でもアップルは評価額ベースで最大の投資先ですが、比率としては徐々に低下しています(出所:Berkshire trims Apple stake but keeps it as largest holding|AppleInsider)。
そもそもウォーレン・バフェットとバークシャーとは?
・ウォーレン・バフェット:95歳。「投資の神様」と呼ばれる長期投資家。
・バークシャー・ハザウェイ:保険・鉄道・エネルギーなど多数の事業を抱える巨大企業。
・投資スタイル:少数の優良企業に集中投資し、長期で保有。アップル・アメックス・コカ・コーラなどが代表例。
今回の「アルファベット買い&アップル売り」は、そのバークシャーのポートフォリオの方向性そのものを変えかねない一手として、市場で大きく取り上げられています。
なぜこんなに騒がれているのか?市場の驚きポイント
① 「AIはよく分からない」と言ってきたバフェットが、本気でAI銘柄に乗ったから
バフェットは長年、「理解できないビジネスには投資しない」と公言し、ハイテク株・IT株には慎重でした。
それがここにきて、AIと深く結びついたアルファベットに数十億ドル規模で投資したのが、まず大きな驚きポイントです。
アルファベットは、
- 検索(Google検索)
- YouTube
- Android
- クラウド(Google Cloud)
- 生成AI「Gemini」
といった事業を束ねる、まさにAI時代のど真ん中にいる企業です。
② すでに株価が大きく上がっているのに「今から」入ったから
アルファベット株は2025年に入り、AI投資や有利な独禁法判決などを背景に年初来30%超の上昇を記録。時価総額は初めて3兆ドルを突破し、Apple、Microsoft、NVIDIAに続く4社目の「3兆ドル企業」となりました(出所:Alphabet hits $3 trillion market capitalization for first time|Reuters、Alphabet just became the 4th-ever company worth $3 trillion|Business Insider)。
「すでにこんなに上がっているのに、今から買うの?」というタイミングで、あえて大量に仕込んできたことが、市場の注目を集めています。
③ 最大投資先アップル株を減らしてまで組み替えたから
バークシャーの株式ポートフォリオは、ここ数年アップル一強状態でした。
そこであえて、
- アップル株の一部を売却(利益確定)
- AIインフラ企業アルファベットを新たに厚めに組み入れ
という「一極集中から、AIインフラへの分散」ともとれる動きを取ったことが、市場では「路線変更」として受け止められています。
④ CEO退任前の“置き土産”という意味合い
バフェット氏は、2026年1月1日付でCEOを退任し、後継のグレッグ・エーブル氏にバトンを渡すと報じられています(出所:Berkshire reveals $4.3bn stake in Alphabet as it trims Apple holdings|Financial Times)。
その直前のタイミングで行われる大型投資は、
「次の時代にふさわしいポートフォリオの形を整えてから、後継者に渡したい」
というメッセージと見ることもできます。
何がすごいのか?個人投資家が見るべき3つのポイント
① トップ10入りの「規模感」=本気度の高さ
バークシャーの米株ポートフォリオ全体は、約2,800億ドル規模とも言われます。
その中で43億ドルの新規ポジションは、完全に「本気枠」です。
- 数百億〜数千億円の「お試し買い」ではない
- 配当目当ての少量保有でもない
- 長期のコア投資先の一つとして組み込んだと考えるのが自然
② AIを「バブル」ではなく「インフラ+収益源」と見ている可能性
アルファベットの強みは、AI単体ではなく、
- 検索広告
- YouTube広告
- クラウド(Google Cloud)
といった既存の巨大ビジネスにAIを組み込んでいることです。
AI投資がそのまま、
- より精度の高い広告ターゲティング
- クラウドの高付加価値サービス
- Geminiなどの新サービス
として収益化される構造になりつつあります。
こうした「AI=ビジネスの土台」という見方を、バフェットが認めたと受け止められている点が大きいです。
③ 「AIテーマ」の賞味期限が延びたサイン
2023〜2024年はAI関連銘柄が急騰し、「AIバブル」とも言われました。
しかし、長期投資家のバフェットが2025年終盤になってからアルファベットに大きく乗ってきたことで、
「AIは一過性のテーマではなく、10〜20年スパンの投資テーマだ」
と考える投資家が増えています。
アルファベット vs アップル|バフェットの頭の中を妄想してみる
事業構造をざっくり比較
| 項目 | アルファベット(GOOGL) | アップル(AAPL) |
|---|---|---|
| 主な収益源 | 検索広告、YouTube広告、クラウド | iPhone等ハード販売、サービス課金 |
| AIとの関わり | 検索・広告・クラウド全体にAIを統合 | 端末内AI(カメラ、Siri、チップなど)が中心 |
| 成長ドライバー | 生成AI「Gemini」、AI対応検索、AIクラウド | 次世代iPhone、サービス収入の拡大 |
| 主なリスク | 独占禁止法・規制リスク、広告依存 | スマホ市場の成熟、中国需要の変動 |
アルファベットは、検索やYouTubeで「情報の入口」を押さえ、クラウドで企業のDX投資を取り込み、その上に生成AIサービスを展開しているイメージです。
アップルの強みと課題
アップルの強みは、
- 圧倒的なブランド力・ファンの多さ
- iPhoneを中心としたエコシステム(iPad、Mac、Apple Watchなど)
- サービス収入(App Storeやサブスク)の安定性
一方で、
- スマホ市場自体が成熟し、成長率が鈍化
- 中国など特定地域への依存度
- AIの「わかりやすいアピール」において、他社より地味に見えがち
といった課題も指摘されています。
「アップル一極」から「AIインフラ分散」へ
バフェットが行っているのは、
- アップルを最大保有銘柄として維持しつつ
- その一部を利確してアルファベットというAIインフラ銘柄に分散する
という動きです。
これは、私たち個人投資家にとっても、
「1銘柄に偏り過ぎていないか? 長期テーマに少し分散すべきでは?」
と考えるきっかけになります。
このニュースから見える「上がりそう/要注意」な銘柄・業種
※以下はあくまで「テーマ」の話であり、特定銘柄の推奨ではありません。
恩恵が期待される方向(テーマ)
- AIインフラ企業
・アルファベット(Google)
・マイクロソフト(Azure+OpenAI)
・アマゾン(AWS+生成AI)など - AIを使う側のプラットフォーム企業
・検索、SNS、動画配信など、AIで広告・コンテンツの価値を高められる企業 - AIインフラを支える半導体・データセンター関連
・NVIDIA、TSMCなどの半導体
・データセンター向け不動産、電力・通信インフラ企業 など
バフェット自身は半導体個別への投資には慎重ですが、アルファベットに乗ったことで、「AI関連設備投資は長期トレンド」という見方に信頼感が出ている側面はありそうです。
相対的に注意が必要になりそうな方向
- アップルなど、成長が鈍化しつつある大型テック
→ 売却=嫌いになった、というわけではありませんが、「バリュエーションが高くなりすぎた」「期待先行になりすぎた」と見ている可能性はあります。 - AI活用が遅れている旧来型のテック・広告企業
→ 同じ「広告ビジネス」でも、AIをうまく乗せられるかどうかで、業績格差がつきやすい局面と言えます。
40代サラリーマン家計が「真似してはいけないこと・してもいいこと」
真似してはいけないこと:バフェットと同じ銘柄に全力で乗る
理由1:資産規模が違いすぎる
バークシャーは数十兆円規模の現金を抱える企業です。
数千億円の失敗に耐えられるバランスシートと、数十年の投資経験を持っています。
理由2:情報量・分析力が違いすぎる
フルタイムのアナリストチームと、経営者への直接ヒアリング力を持つ集団と、ニュースだけ見て判断する個人では、そもそもの土俵が違います。
理由3:時間軸が違う
バフェットは「10年持てないなら、10分も持つな」と言う人です。
私たちが数カ月〜数年でドキドキしている間も、彼は10〜20年単位で企業の価値を見ています。
それでも真似していいこと:銘柄を見る「観点」
バフェット流で、私たちが真似しやすいのは「考え方」です。
- ビジネスモデルが分かるか?
- 安定したキャッシュフローを生んでいるか?
- 競争優位(ブランド・技術・ネットワーク)があるか?
- 財務が健全で、借金まみれではないか?
- 株主還元(配当・自社株買い)に前向きか?
この5つの視点は、どの銘柄を見るときにも役立ちます。
NISAで真似するとしたら?コアとサテライトの考え方
40代サラリーマン家庭が現実的に取りやすい構成イメージは、
- コア資産:全世界株インデックスやS&P500などのインデックス
- サテライト資産:AI関連の個別株・ETFを総資産の5〜10%程度にとどめる
という「土台は地味、上物でちょっと攻める」スタイルです。
バフェットニュースを自分の資産形成に生かす3ステップ
ステップ1:家計簿で「投資に回せるお金」を把握する
・生活防衛費(最低3〜6か月分の生活費)
・子どもの教育費
・住宅ローン返済計画
これらを踏まえたうえで、「毎月いくらまでなら投資に回しても生活が崩れないか」を計算するのが第一歩です。
ステップ2:インデックスを土台に、テーマ株は“おこづかい枠”に
- 老後資金のメインはインデックス積立
- AI・半導体・ビッグテックなどのテーマ株はおこづかい枠で少額
と決めておけば、「バフェットが買った!」というニュースが出ても、ポートフォリオ全体を振り回されずに済みます。
ステップ3:情報源の質を上げる
個別銘柄が気になったら、
- 公式IR・決算資料
- 一次情報に近いニュース(例:Reuters、Reuters(Alphabet 3兆ドル記事) など)
を中心にチェックし、「AIをどうビジネスに落とし込んでいるか」という視点で読むクセをつけると、ニュースの意味がだんだん分かってきます。
まとめ|バフェットの一手を「老後の安心プラン」のヒントに
ニュースから拾いたいポイント
- AIは一時的なブームではなく、生活インフラ+収益源として本格フェーズに入っている
- アップル一極から、AIインフラ企業への分散という流れが起きつつある
- だからといって、個人が同じ銘柄に全力投資する必要はない
大切なのは、ニュースを見て焦って売買することではなく、
- 家計の土台(生活防衛費・教育費・ローン)を固める
- インデックスを中心に長期でコツコツ積み立てる
- AIなどの成長テーマは、あくまで「スパイス」として少額にとどめる
という自分なりのルールを決めることです。
最後に:本記事は投資助言ではありません
本記事は、公開情報をもとにニュースを分かりやすく整理したものであり、特定の銘柄や投資商品の購入・売却を推奨するものではありません。
実際の投資判断は、必ずご自身の状況・リスク許容度を踏まえたうえで、自己責任で行ってください。


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