更新日:2025-07-19
株価:$170.70(10対1分割後終値)|時価総額:4.02兆ドル(世界首位)
生成AIブームの主役であるNVIDIA(NVDA)は、2025年6月の株式分割後も上昇基調が続き、ついにアップルを抜いて世界最大の上場企業となりましたBarron’s
しかしPERは70倍台、長期成長を織り込み済みとも言われます。
この記事では「なぜ今NVIDIAがここまで買われるのか」「どこに落とし穴があるのか」を、最新決算と直近ニュースを交えて深掘りし、40代サラリーマン家庭の資産形成という視点で対策を提案します。
1|NVIDIA株を動かす“5大ドライバー”を最新アップデート
図:NVIDIAの売上高構成

出典:ブルームバーグ
① データセンター売上は.1Bで過去最高
2025年Q1(FY26)決算では売上高$44.1B、うちデータセンターが88%を占め、前年比+73%と驚異の成長決算リリース クラウド大手(AWS・Azure・Google Cloud)がAIスーパーコンピュータを相次ぎ発表し、H200/H20/HGXの大量発注が続いています。

出典:外為どっとコム マネ育
② 中国向け「H20」販売再開で売上押し上げ
米商務省は7月中旬、輸出許可を条件付きで再発行。アナリスト試算では年100億ドル規模の追加売上インパクトが見込まれますThe Japan Times
③ “GPU+ソフト”のエコシステムロックイン
開発者向けプラットフォームCUDAは登録数500万超。エヌビディアがコード更新を止めない限り、他社GPUへのスイッチコストは高止まりします。
④ マルチバーティカル:ゲーム・自動運転・メタバース
- GeForce RTX 50:発売2週間で120万枚出荷(Steam HW Survey)
- DRIVE Thor:25社のEV/OEMが採用、1台当たりASP約$500
- Omniverse:BMW・Foxconnが「仮想工場」用途で導入
⑤ 財務健全性:粗利率77%・営業CF .4B/Q
半導体企業平均の粗利40%を大きく上回る“ソフトウェア企業並み”の利益モデル。
手元現金$36B・負債比率18%とバランスシートも堅牢。
2|拡張シナリオ別:2025–2030年株価レンジを試算
| シナリオ | 想定EPS(2030) | 想定PER | 目標株価 | Conditions |
|---|---|---|---|---|
| 強気 | $3.10 | 60倍 | $186 | AI需要+H20解禁+PER維持 |
| ベース | $2.75 | 40倍 | $110 | 需要成長鈍化も高粗利持続 |
| 弱気 | $2.10 | 35倍 | $74 | 在庫調整・金利↑・PER縮小 |
※EPSはBloomberg22社平均をベースに筆者調整。株価は分割後ベース。
3|競合マップ:AMD・インテル・TSMCとの位置づけ
| 企業 | 主力AI製品 | 技術優位 | 2025 YTD |
|---|---|---|---|
| NVIDIA | H200/H20, Grace Blackwell GB200 | CUDA + ソフト群 | +22% |
| AMD | MI350/400 | コスト優位、OpenAI採用 | +18% |
| インテル | Gaudi 3/4 | クラウド推論用途 | +11% |
| TSMC | CoWoS後工程・3nm製造 | 製造独占 | +12% |
ただしTSMCのCoWoSパッケージ供給能力=NVDA出荷能力の上限。
供給ボトルネックは2026年前半まで続く見通し。
4|NVIDIAの“6大リスク”を徹底分解
- 在庫調整:クラウド企業が在庫を持ち過ぎた時、需要が急ブレーキ。
- 地政学:台湾海峡リスク → TSMCへの依存度90%。
- 輸出規制:米大統領選後の政策変更(両党とも「対中強硬」の公約)。
- 競合チップ:Google TPUv6・Microsoft Maia が内製比率を高める。
- 金利リスク:高PER銘柄は長期金利上昇に弱い。
- AIバブル崩壊:生成AI ROIが低下しIT投資が一巡する可能性。
5|チャート&テクニカル:買い場はどこか?

- 200 日線 ($142)が長期サポート。ここを割れたら次は $125 が厚い需給。
- RSI 68 → 過熱気味。過去5年の天井RSIは 72–75。
- 出来高:株式分割後も平均5,500万株超。分割効果で個人資金流入が継続。
筆者は「150〜155ドル:押し目買い」「200ドル超:一部利確」スタンス。
6|NVIDIA株の買い方完全ガイド(手数料・税金・口座)
▶︎ 個別株(国内ネット証券)
| 証券会社 | 売買手数料 | 円→ドル為替手数料 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| SBI証券 | $0(ゼロ革命) | 片道25銭 | 定期買付◎/貸株1.0% |
| 楽天証券 | $0 | 片道25銭 | 自動積立◎/ポイント投資 |
| マネックス証券 | 約定代金×0.495% | 原則0円* | 米株手数料キャッシュバック |
*マネックスは円貨決済時にスプレッド組込
▶︎ ETF・投信で間接保有
- QQQ(ナスダック100):NVDA組入5.2%、経費率0.20%
- SOXX(半導体株50):NVDA組入9.9%、経費率0.35%
- eMAXIS Slim オルカン:日本からNISA対応、NVDA比率約2.4%
▶︎ NISA・iDeCo活用Q&A
Q1. 新NISA成長投資枠でNVDAは買える? → はい。米国個別株も買付可能。非課税枠1,200万円を上限にドル建てで購入。 Q2. つみたて投資枠では? → 個別株は不可。NVDAを多く含む全世界 or 米国株ファンドを選択。 Q3. iDeCoで直接買える? → 個別株は買えない。SOX指数連動ファンドで代替。
7|40代サラリーマン家庭への“家計インパクト”シミュレーション
ケーススタディ:手取り月35万円・金融資産1,000万円(うち株600万円)の家庭がNVDAを保有
| 項目 | Before | After(NVDA100万円購入) | ポイント |
|---|---|---|---|
| 外貨比率 | 15% | 25% | 円安ヘッジ向上◎ |
| リスク資産変動(▲30%時) | ▲180万円 | ▲240万円 | ドローダウン+6%pt |
| 配当収入 | 年2.1万円 | 年2.2万円 | NVDA配当0.02%なので僅少 |
| 想定リターン(年率) | 6.5% | 7.0% | リスク許容度必須 |
為替感応度チェック
NVDAのドル建て評価額×円ドルレート=円建て残高。例えば株価横ばいでも「115円→155円」円安で+34%評価益。
8|他のAIテーマ株・周辺プレイヤーを押さえる
① “AIスーパー7”銘柄
- MSFT(Azure+OpenAI)
- GOOGL(TPU+Gemini)
- AMZN(Bedrock+Trainium)
- NFLX(AI推薦アルゴ)
- TSLA(Dojo自動運転)
- AMD(MI400シリーズ)
- NVIDIA(H200/H20)
② AIインフラETF例
| ティッカー | テーマ | 経費率 |
|---|---|---|
| AIQ | AIアプリケーション | 0.68% |
| CHIPS | 半導体設計&製造 | 0.55% |
| ARKQ | 自律技術&ロボティクス | 0.75% |
9|購入前チェックリスト v2.0(より具体的に)
- 資産の目標配分(株・債券・現金・オルタナ)を明文化したか?
- NVDAの組入上限(例:総金融資産の15%)を決めたか?
- 家計半年分の生活防衛費を確保したか?
- ドルコスト平均:3〜6回に分けて買付スケジュールを設定したか?
- 損切り/利確ライン(例:▲30% or +100%)を事前にメモしたか?
10|まとめ&行動リスト|NVDAは“攻めのサテライト”、守りはインデックスで
- AIインフラ覇者としての地位は不動だが、PERと地政学リスクは高い。
- 家計防衛の基本は外貨分散+現金クッション。
- ハイボラ銘柄は「ルールで買い、ルールで売る」——感情で動かない。
今日からできる3STEP
- 証券口座で外貨建てMMFを買い、ドル資金を用意
- NVDAを毎月3万円×6回の積立設定
- Googleカレンダーに「NVDA決算:8/21・11/18」と「TSMC決算:7/24」を登録
※本記事は情報提供を目的としています。投資判断はご自身の責任で行ってください。広告リンクにはアフィリエイトが含まれる場合があります(広告ポリシー参照)。


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